2011/01/28

第3章

1.さて、ヘビは神が造られた野の獣たちよりも狡猾だった。彼は、女に言った、「やあ、神は、園のどの木からも食べてはならないと言われたのかい」。
2.すると女は、ヘビに言った、「園の木の実は、食べても良いのです。
3.しかし、園の中央の木の実は、食べてはならないし、触れてもいけない。死ぬといけないからと神は言われました」。
4.するとヘビが女に言った、「死ぬはずはないでしょう。
5.あなたがそこから食べる日には、あなたの目が開けて、神のように善悪を知るようになるであろうことを神は知っておられるのです」。
6.すると女には、その木が食べるのに良く、目に麗しく、賢くなるのに望ましく見えたので、彼女はついに、そこから実を取って食べ、彼女の夫にも与えたので、彼も食べてしまった。
7.すると、彼らの目が開かれて、自分たちが裸であることを知ったので、イチジクの葉を接ぎ合わせて前掛けを作った。
8.そして、日の涼しくなるころ、彼らは、園の中を歩く主なる神の声を聞いた。すると、アダムとその妻は、神に出合わないように園の木の間に身を隠した。
9.主なる神がアダムを呼んで言われた、「どこにいるのか?」。
10.彼は答えた、「園の中であなたの声を聞き、私は裸だったので恐れて、身を隠しました」。
11.すると神が言われた、「あなたが裸であることを誰が告げたのか。食べてはならないと命じた木から食べたのか」。
12.男は言った、「あなたが一緒なるようにと私に下さったあの女が木から取ってくれたので食べたのです」。
13.主なる神は女に言われた、「何ということをしてしまったのか」。すると女は言った、「ヘビが私を騙したので食べてしまいました」。
14.神は、ヘビに言われた、「おまえは、このことをしたので、すべての家畜よりも、野の獣よりも呪われる。腹で這い回り、一生塵を食べて暮らすように。
15.わたしは、おまえと女の間に、おまえの子孫と女の子孫の間に敵意を置く。それは、おまえの頭を砕き、おまえは彼のかかとを砕くのだ」。
16.神は、女に言われた、「私は、あなたの悲哀と産みの苦しみを大いに増大させよう。あなたは、悲哀の内に子を産み落とし、それでも夫を慕い求め、彼はあなたを支配するだろう。
17.また、アダムに言われた。「あなたが妻の声に耳を傾け、食べてはいけないと私が命じた木から食べたので、あなたのために地は呪われ、あなたは生涯、悲哀の中にそこから採れたものを食べるだろう。
18.イバラやアザミがあなたに向かって生え、あなたは野の草を食べるだろう。
19.あなたは、土に戻るときまで、顔に汗を流しながらパンを食べる。あなたは、そこから造り出されたのだから。あなたは、元は塵だから、塵に戻るのだ」。
20.アダムは妻を、彼女がすべての生きている者の母であることにちなんでエバと呼んだ。。
21.主なる神は、アダムと彼の妻に、皮の上着を作り、それを着せてくださった。
22.主なる神は言われた、「見よ、男は我々の一人のように善悪を知る者となった。そこで今や、彼が手を延ばして、命の木からも食べ、永遠に生きることがないようにしよう」。
23.そのために主なる神は、彼がそこから取られたところの地を耕させるために、彼をエデンの園から送り出された。
24.そのように神は、人を追い出し、エデンの園の東にケルビムと燃えて回り続ける剣を置き、命の木への道を守られた。

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2011/01/22

第2章

1.このようにして、地と諸々の天はその住人たちと共に完成した。
2.そして、7日目に神は、取り掛かられたすべての業を成し終えて、その日にそれらをやめて憩われた。
3.神は、この7日目を祝福し、聖別された。それは、ご自身が取り掛かられ、また創造された業から離れ、そこにおいて神が憩われたからである。
4.以下は、天と地が造られた時の創造の諸々の業のことである。その日神は、もろもろの天と地を作られたのであって、
5.それ以前には、どのような野の植物もまだ存在していなかったし、どのような野の草もまだ育っていなかった。というのも、主なる神かまだ地上に雨を降らせず、地を耕す人もいなかったからである。
6.それでも、地からは霧が立ち上がり、地の全面を潤していた。
7.主なる神は、地の塵で男を形造り、その鼻に命の息吹を吹き込まれた。すると男は、生ける魂となった。
8.主なる神は、エデンの東に園を設け、形造った人をそこに置かれた。
9.主なる神は地から、目に麗しく、食べるに良いすべての木が育つように植え、命の木と善悪を知る木をも園の中央に植えられた。
10.ひとつの川がエデンから出て、園を潤し、それがそこから分かれて、4つの川になった。
11.1本目の川の名はピソンと言い、良質の金を産出するハビラ地方全体を潤し、
12.また、ブデリウムとオニックスも採れた。
13.2本目の川は、ギホンと言い、エチオピアの全土を巡る。
14.3本目の川の名はヒデケルで、アッシリアの東に向かい、そして4本目の名は、ユーフラテスである。
15.主なる神は、男をエデンの園の中に置き、そこを耕し、守らせられた。
16.主なる神は、男に命じて言われた。園のどの木からも自由に食べて良い、
17.しかし、善悪を知る木からは食べてはいけない。あなたがそこから食べる日には、あなたは死ぬに違いないから。
18.また、主なる神は言われた。男がこのまま一人でいるのは良くない。彼にぴったりの助け手を造ろう。
19.そして、地上からは、野の獣、空からは鳥を地から形作り、アダムのところへ連れて来られ、それらを何と呼ぶか見ておられた。どのような生き物でも、アダムが呼んだ名は、それらの名となった。
20.アダムは、すべての家畜や空の鳥たち、野の獣に名を与えたが、彼に合った助けては見つからなかった。
21.そこで主なる神は、アダムに深い眠りを催させた。彼が眠ると、神は、彼の肋骨の一本を取り、その肉をふさがれた。
22.神は、男から取った肋骨で女を造り、彼のところへ連れて来られた。
23.するとアダムはいった、「これこそ私の骨の中の骨、肉の中の肉、彼女は男から取られたものだから彼女を女と呼ぶのがふさわしい」。
24.それゆえ男は、父母を離れ、女と結ばれ、彼らは一体となるのである。
25.彼ら男とその妻は、二人とも裸だったが、恥ずかしいとは思わなかった。

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2011/01/18

第1章

1.その始め、神が天と地を創造されたとき。
2.地がまだ形もなく、空しく、底知れぬ水の表面を暗闇が覆っていたとき。神の霊が水の上に臨まれた。
3.神は語り出された、「光よ、そこにあれ!」。すると、そこに光があった。
4.神は、その光を見て、良しとされた。そこで神は、光を闇から分けられた。
5.神は、光を「昼」と名付け、それから闇を「夜」と名付けられた。その結果、そこに「夕」と「朝」も生じたのであり、これが1日なのである。
6.また神は言われた、「水の満ちているその直中に大空ができ、水を二分せよ」。
7.神は大空を造り、その上下に水のある場所を分け、そのようになった。
8.神は、その大空を「天」と名付けられた。夕となり、朝となった。第2日目である。
9.また神は言われた、「天の下にある水は、それぞれまとまった場所に集まり、乾いたところが現れよ!」。そのようになった。
10.神は、乾いたところを「地」と名づけ、水の集まったところは、それぞれ「海」と名づけられた。神はそれを見て、良しとされた。
11.神はさらに言われた、「地に、牧草や種をつける草、種を持つ実を生らせる木を何種類も生じさせよう」。そのようになった。
12.すると地は、種をつける草や種を持つ実を生らせる木を種類にしたがって生じた。神はそれを見て、良しとされた。
13.夕となり、朝となった。第3日目である。
14.また神は言われた、「天の大空にそれぞれ光るものがあり、昼を夜から区別し、季節や日々や年々の徴とならせよう」。
15.「また、地上を照らすために、それらを天の大空の光としよう」。そのようになった。
16.神は、2つの大きな光るものを造り、大きい方に昼を治めさせ、小さい方に夜を治めさせ、また星もたくさん造られた。
17.神は、それらを天の大空に置き、地を照らさせると共に、
18.昼と夜を治めさせ、光を闇から分けられた。神はそれを見て、良しとされた。
19.そのようにして、「夕」となり、「朝」となった。第4日目である。
20.さらに神は言われた、「海にそれぞれ、命を持つたくさんの生き物を生じさせよう。また鳥類は、天の空中を飛ぶように」。
21.神は、大きな鯨たちや海から盛んに生み出されるすべての生き物たちや翼のある鳥たちを種類毎に造られた。神はそれらを見て、良しとされた。
22.神は、彼らを祝福して言われた、「生み、増え、水や海を満たせ。鳥も地に増えよ」。
23.夕となり、朝となった。第5日目である。
24.神はまた言われた、「地に、種類毎に生き物、家畜、這うもの、地の獣を種類毎に生じさせよう」。するとそのようになった。
25.神は、地の獣を種類毎に造り、家畜を種類毎に、また這うものや地の獣を種類毎に造られた。神はそれらを見て、良しとされた。
26.また神は言われた、「私たちの姿に、私たちに似せて人を造り、彼らに海の魚、空中の鳥、家畜、その他の地を歩くものすべて、また地を這うものすべてを支配させよう。
27.そこで神は、人をご自身の姿、すなわち神の姿にかたどり、男と女に創造された。
28.神は彼らを祝福し、彼らに言われた、「生み、増え、再び地を満たし、征服せよ。海の魚、空の鳥、地にうごめくすべての生き物を支配せよ。
29.また神は言われた、「見よ、あなた方に、地の面で実を結ぶすべての草、種を持つ実を実らせるすべての木を与える。あなた方には、それが食べ物となる。
30.また地の獣、空の鳥、地を這うもの、命を持つ彼らには、すべての緑の草を食物として与える」。そのようになった。
31.神は、ご自身が造られたすべてのものを見たが、見よ、それはとても良かった。夕となり、朝となった。第6日目である。

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