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2018/01/08

冬の上名栗

Naguri 名栗には、良く行く。とても気軽に行ける、近くて遠いところ。ちょっと気が向いたら、お気に入りの道をしばらく走ると、もうそこはすっかり山里の中。前方には、すばらしい山並みの風景が広がり、走って来た後ろの道は、もう山に遮られて見えない。征圧するような何物も無く、語りかけて来るものもない。ただ、私がそこに分け入るのを黙って許してくれる場所。かといって、優しいわけでもない。私がそこにいてもいなくても、まったくお構いなし、そんな場所がここにある。
 秋ごろに来たときも、ここには寒桜が咲いていた。そして、今日になっても、まだ咲いている。何という花だろう。変わらないことは、ひとつの素晴らしさだと思う。その可憐さを撮っておこうと、ポケットからiPhoneを取り出して、カメラを起動したが、寒さでシャッターが下りない。そんなことも、良くあること。しばらく懐に入れて、温めてから取り出したが、やっぱりだめだった。この風景を撮る前に、寒桜を撮るんだった。いつも、そんなたわいない後悔を置き去りにして、帰路につく。今日も、まったく同じことをしてしまった。でも、それがまた、なんだか少し嬉しくもあった。

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