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2010/01/21

レビ人

第3章

 神がモーセとアロンに命じられたイスラエル民族の人口調査の際に、レビ人の数を数えることは禁じられていた。彼らは神のものとして聖別されており、神は彼らを一般の人々と同じように扱うことを許されなかったのである。しかしここで神は、今度はレビ人の数を数えて登録することを命じられた。彼らをイスラエル人の長子の身代わりとして、新たに聖別するためである。というのは、人は常に神の御前で生きることが求められるからである。しかし、日常生活においてそれは不可能である。そこでレビ人がすべてのイスラエル人の家の長子の身代わりとなって神の御前に生きることになる。長子は、それぞれの家族の身代わりとなる。この「身代わり」というシステムは、「犠牲」から由来しており、その対象者は、義務遂行能力を持たないことが最初から前提されているので、その部分の義務を免除されているのである。そこで、このシステムが機能するためには、すべてのイスラエル人の家庭の長子がそれぞれ一人ずつのレビ人に対応する必要があったのであり、それゆえにレビ人の数が数えられたのである。しかし調査の結果、273人のレビ人が不足することが分かった。そこで、それらレビ人と対応することができなかった者たちは、それぞれの分に応じた購い金を徴収されることになった。その購い金は、アロンとその子らに与えられ、それによってすべてのイスラエル人の購いが完了したのである。
 しかし神の救いの計画は、全世界に向けられたものであり、イスラエルの外には、歴史を通じて無数の民族が存在する。それらの人々のために、神は新しい祭司、メルキゼデクに等しい祭司を立ててくださった。それは、レビ族の系統にある祭司とは異なり、直接的に天につながる系統にある祭司であり、ヘブライ人への手紙によれば、「神が御自身にかけて誓われた祝福」による購いなのである。

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