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2010/01/13

人口調査

第1章

 イスラエル民族がエジプトを出てから1年2ヶ月目に、神はモーセに民の人口調査を命じた。その目的は、神が民の数を知るためではなかった。神は、その民の髪の毛の数さえ把握しておられる。それゆえそれは、彼ら自身のためだったのである。第一には、組織化のためである。そのために神はまず、部族ごとに一人ずつ家系の長を指定し、モーセとアロンを助けるようにされた。そのことを手始めに、具体的な組織化を始めることを命じられたのであった。
 数の把握は、すべて直接点呼により行われた。氏族の長から名前を呼ばれた者は、自分が神の聖なる民の一員であることを自覚すると共に、自分たちの統率者が氏族の長であり、その上にモーセとアロン、そして神がおられることを改めて認識したであろう。民の数を数えた彼らは、一つのことを悟った。それは、かつてイスラエル民族の父ヤコブが語った預言の成就であった。それによると、もっとも祝福を受け、子孫を増やしたのはユダ族であり、74,600人であった。ユダは、その行状においては決してほめられたものではなかったのだが、ヤコブからは最も祝福された。ヨセフはヤコブが最も愛した子であり、その二人の子で後にヤコブの子とされたマナセとエフライムの子たちを併せると72,700人となる。ただし兄マナセよりも弟エフライムの方が多かった。その次にダンの62,700人、それからシメオン族は59,300人、ゼブルン族の57,400人、イサカル族の54,400人、ナフタリ族の52,400人、ルベン族は46,500人、ガドが45,650人、アシュル族は41,500人、最後がベニヤミン族で35,400人であった。彼らは、それぞれの氏族の旗を掲げて、幕屋を中心とした定められた位置に宿営した。
 人口調査の次なる目的は、軍隊の編成である。二十歳以上の男子は、兵役につくことのできる者としてその名を登録された。これにより、イスラエル民族は、広野における敵の襲撃にも耐え、自らを防衛できるようになったのであった。
 しかし、レビ族だけは数えられなかった。彼らの斯業は神ご自身であり、神が彼らを直接支配されるからである。彼らは、常に幕屋の周囲に宿営し、祭儀に関することと神の幕屋の警備を任務とした。それは、民が神の聖なるものに直接に触れ、それにより神の怒りが民族に臨むことがないようにするためであった。

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