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2009/02/22

第17章 創造的奇跡

 創造的奇跡とは、聞き慣れない言葉であるが、ここでは、身体の失われた器官、欠損していた部位が再創造されることである。よくカリスマ派において言われることだが、神のみが無から有を生じさせることができ、それは悪魔やその他強力な霊にも不可能である。これによれば、新しい器官が与えられることは、まさに神の御業であり、それを成しておられるのは神以外ではあり得ないということになる。しかし、身体の器官の場合には、それが「再創造」であるという可能性の他に、「再生」という可能性もあることを考慮する必要があるだろう。すなわち、身体自身が持つの再生機能の刺激等によれば、悪魔にもそれに似たようなことが行えるのかもしれない。実際に、過去において、異教のカリスマ的指導者がそのようなことを行ったと聞いた記憶がある。いずれにしても、無からの創造は、神のみの成せる業であり、悪魔はその真似をするに過ぎないのである。
 「神様は真実なお方で、ご自身の力を人々に示し、生ける神様である事を信じてもらいたいのです。神様が共にいて働いて下さらなければ、奇跡は起こりません」とチャールズ・ハンターは言う。また、フランシス・ハンターも次のように言う、「ちょうど神様が物を無から呼びだしたように、私たちも同じことができます。それは神様が聖霊の力によって私たちの中に住んでおられるからです。私たちには、実際に用いることができる神様の力と、イエス様の権威がある事を信じなければなりません。私たちは父のみこころを行っており、神様を喜ばせ、神様の栄光のためにしている事を信じなければなりません」と。
 神はかつて、モーセにより創造的な奇跡を行われた。そして、それはエジプトの魔術師たちにもまねができなかった。彼らは、エジプト王パロに言った、「これは、神の指です」と。ただ神の指のみが、そのような創造的な奇跡を行うことができる。そして、モーセこそがその神の指だったのである。しかし、そのような神の人モーセも、ついに約束の地へは入ることができなかった。それは、彼があの有名なメリバの泉において、神の栄光を現すことを怠ったためであった。このことに思い至ったとき、私はあることを思い出した。それは、この書「病人をいやす秘訣」を読んで、その通りに行い、著しいいやしが現れたことがあって後、しばらくしてのことであった。そのいやされた姉妹が、教会におけるお茶の時間に、私の祈りでいやされたこと(実際は、主イエスの御名で命じたのであったが)に言及したとき、私は自分の力ではないことを言おうとして、もしかしたら、ほっておいても直ったのかもしれないなどという意味のことを言ってしまったように思う。しかしそれは、もしかしたら、あのときのモーセが犯したような罪なのかもしれないと思い当たった。それは、もしかしたら、自分がそのいやしを自分が成したように、心のどこかで思っていることなのではないのか。もし本当に神にすべての栄光を帰すのなら、いやしの御業が現れたことを、「もしかしたらそうではなかったのかも知れない」などと言ってははらない。返って、あれは本当のいやしであり、神の業であると明言しなければならない。それが、ハンター夫妻がここで言っていることなのである。
 私たちがいやしにおいて、神に用いられようと願うなら、神が成されたいやしの業を一つもおろそかにしてはならない。神は、あなたにいやしを行わせることにより、ご自身の栄光を現そうとしておられるのだから。だからあなたは、神がなされたいやしの御業を、「これは神の業である」と言って、そのことにより神の栄光を現さなければならないのである。
 私は、このことを思い巡らして、もしかしたらもう自分には、いやしを行う力は与えられないのかもしれないと思った。神は、モーセのたった一度の失敗により、彼を約束の地に入れることをされなかったのだから。そして、深く恐れた。しかしそのとき、私の心に、一つのことが思い出された。それは、1年ほど前のことであった。そして、それはあの、私が神の栄光を現さなかったことのずっと後のできごとであった。それは、私が家内の母の腰の痛みのために祈ったときのことである。彼女は、ずっと腰の痛みに苦しみ、大学病院に入院までしたがいやされなかった。私は、家内と共に実家に行ったときに、家内の母の腰に向かって、主イエスの御名で命じた。そして、次に行ったときには、もう痛みはなかったのであった。
「私たちには、実際に用いることができる神様の力と、イエス様の権威がある事を信じなければなりません。私たちは父のみこころを行っており、神様を喜ばせ、神様の栄光のためにしている事を信じなければなりません」フランシス・ハンター

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