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2008/12/27

実装神学の開発環境

Djangoフレームワークによる開発環境の構築

 実装神学は、聖書をコンピュータシステムとして実装し、それを実際に動かしてみることにより、現代を生きる信仰的実存の諸形態を解明しようという試みである。そこで、それが成功するか否かは、その実装形態の良否に掛かっている。私が提唱するこのシステムの実装形態としては、次のものが想定される。
 まず使用するプログラミング言語であるが、現時点でもっとも有望なものとして、Pythonがあげられる。これは、徹底したオブジェクト指向を実現できると共に、GUIを含む基本ライブラリも充実している。そして、なによりも実績と技術の蓄積が多いこと、さらに、これが利用できるレンタルサーバ等のコンピュータ環境が多いことがその理由である。また、高機能な統計解析パッケージであるや、言語処理システムのMeCab、さらに地図処理システム等もこのPython向けのインターフェースを提供しているので、これらをこの言語で統合することにより、高度なシステムが実現できる。
 次に、このプログラミング言語をサポートする、システム開発のためのプラットホームであるが、これには、Djangoを採用したい。これは、非常に高い汎用性と生産性を持つ開発フレームワーク(骨組み)であり、これを使うと、Python言語で定義した聖書の中の人物や武器、建物、祭具等の聖書オブジェクトを保存するためのデータベース構造を自動的に生成してくれると共に、そのデータベース上での検索もオブジェクト指向で実現できる。さらに、システムの見栄えと機能が別々のモジュールとして実装されるため、実証実験における繰り返し開発に有利である。
 このDjangoフレームワークにより開発されるのは、Webシステムであり、インターネットによる公開が想定されている。これにより、その機能を一般の人に手軽に提供できると共に、その背後には、堅固なデータベースシステム、言語処理機能、統計解析機能、地図処理機能等々が統合されており、それにより外部の諸システムからの様々な要求を受け取り、それに応答するための興味深い処理結果や対応する検索結果を様々な形、たとえばXML等で配信することが可能となる。
 私の方で行ったこととしては、上記のような開発環境のうち、Djangoは、月数百円の廉価なレンタルサーバー上で稼働することを確認した。これは、SSH等のシェルログインができないものでFTPによるでファイル転送とアクセス権の設定のみによる対処で実現可能である。しかし、MeCABやR等となるとmakeによるインストールが必要となる。これらについては、月500円のさくらレンタルサーバでの実現方法を掲載したブログもあるようであり、これらを駆使することにより、システムの初期稼働環境をオープンソースの無償システムだけで安価に構築することが可能と考えられる。その場合、Django自身が開発用のWebサーバ環境を持っていることから、開発と実証実験は自宅のWindowsデスクトップ環境で行い、テストの終了したモジュールからそのソースコードをFTPで運用サイトに転送することにより、機能をリリースしていくという運用が可能なのである。

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