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2008/12/16

ヨタムの体温

歴代誌下 第27章
 ウジヤの子ヨタムは、25才で王となり、16年間王位にあった。彼は、父ウジヤの若いころのように、主の目にかなうことを行い、神の助けを得てアンモン人と戦い、これを征服したので、彼らはヨタムに貢ぎ物を納めるようになった。また彼は、城壁を修理し、門や塔を多く建設した。しかし彼は、聖なる高台は取り除かなかったので、民たちはそこで異教的な崇拝を行っていた。
 ヨタムがどのような経緯で、41才の若さにしてこの世を去り、その子アハズに王位を譲らなければならなかったのかは、この歴代誌にも列王記にも、またイザヤ書にもほとんど何も書かれていないので、実際のところは分からない。しかし、これは神の配剤ではなかったのだろうか。
 つまり、ヨタムは、言うなれば、暑くもなく冷たくもなく、生温い器であったのだろう。そのような彼が、このままユダの王を続けていても、何も新たに生み出されるものはない。確かに、神に従順であったことにより、ヨタムは神から祝福され、神の助けを得て、ユダは勢力を回復することができた。しかし、ユダの人々の信仰には、何も変化がなかったのである。
 神は、すでにこのころから、アラムの王レツィンとレマルヤの子ペカをユダに差し向けようと準備しておられた。それは、預言者イザヤを通して、ユダの信仰を喚起するためであった。しかし、そのことをヨタムの治世には、行うことができなかった。ヨタムが神に従って生きていたからである。そこでヨタムは、祝福された生涯を閉じなければならなかった。この世界において重要なことは、個人の人生が祝福されるとか、そういうことではないのであり、歴代誌は、ユダにおける神殿の建設と礼拝について記しているのである。

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