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2008/12/05

高慢な王

歴代誌下 第25章
 ヨアシュ王は、偶像崇拝に走ったため、結局外敵から攻められて彼自身も重傷を負い、ついに部下たちに暗殺されてしまった。これらは、神のなさったことであり、悲しい結末であった。
 その後を継いだアマツヤは、神を敬わない高慢な王であった。彼は外見では、主の目にかなう正しいことを行っていたが、それはあくまで国を統治するための一つの方策に過ぎなかった。彼は、国を掌握すると、父ヨアシュを暗殺した者たちを殺した。また、国内の兵力を数えると共に、全国民を家系に従い、百人隊、千人隊の管理下に置いた。兵士だけならまだしも、全国民をこのように統率するとは、少し行き過ぎというか、彼は非常に支配欲の強い人間だったのだろう。
 先の兵力調査で、ユダには、楯と槍を携えた30万の若い兵士がいることが分かったが、アマツヤは、それでは満足せず、大金を投じて、新たにイスラエルから10万人の兵士を雇った。そして、それらの兵を率いて、彼はエドムへ討伐に行こうとしたところ、預言者からイスラエル人の同行を止められた。たぶん、それがアマツヤにとって初めての戦いであったため、彼は気を弱くして、預言者の言うことを聞き入れ、イスラエルから来た10万人の兵士たちを自分たちのところへ返した。神がアマツヤを助けられたので、彼は勇気を奮い起こして、エドムへ攻め進み、合計2万人のセイル人を打ち殺して大勝利を得た。しかし彼は、この勝利が、神によりもたらされたものと認めることができなかった。そして、彼がユダに戻ってみると、彼がイスラエルに帰した兵士たちは、腹いせに、帰り道に略奪の限りを行っていた。彼は、かの預言者の指示に従ったことを後悔し、自分の力に頼っていれば良かったと思った。そして、先祖の神を捨て、セイルの神を採用し、その前にひれ伏した。かの預言者が再びアマツヤの元に来て、そのことを責めたが、彼はその言うことを聞かなかった。そして、彼は今度は、イスラエルの王ヨアシュに使者を送り、戦いに誘った。これは、神の計らいにより、アマツヤの率いるユダ軍は、ヨアシュの率いるイスラエル軍に大敗を喫し、このときエルサレムの城壁も広範囲に渡り破壊された。アマツヤは、それ以来勢力を落とし、ついに彼に対する謀反がエルサレムで企てられたため、ラキシュに逃れたが、結局そこで追っ手に打たれて亡くなった。

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