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2008/06/20

真の王

歴代誌下 第22章

 勇士ヨシャパテの子ヨラムは、神から離れたため、彼の治世においてエドムとリブナがユダに反旗を翻してその統治から脱した。また、アラブ人が攻めてきて、王宮の財宝を奪い去り、王子たちを殺したので、ヨラムには最年少の子アハズヤしか残されなかった。ヨラム自身も神に打たれ、苦しみながら世を去った。これが、神に逆らう者の末路である。
 ヨラムの死後、彼の最後に残された子アハズヤがユダの王となった。その母アタルヤが彼に悪いことばかりを教えたので、彼も悪の道を歩み続けた。神は、ニムシの子イエフにより、当時のイスラエル王でアハブの子であるヨラムと共に、アハズヤをも除こうとしておられた。それは、アハズヤがアハブの家に従っていたからである。
 そのことが成就し、アハズヤが死ぬと母アタルヤは、自分の実権が失われるのを恐れ、自分の孫であるアハズヤの子をすべて殺そうとした。しかし、祭司ヨヤダの妻でアハズヤの妹のヨシェバが王子の一人ヨアシュをかくまって命を救った。このヨアシュが後のユダ王となる。
 この時期、ユダの王制は堕落し、王権が人の所有物のようになってしまっていた。王制が導入される以前は、神とイスラエル人の関係は、律法を通じた一対一の関係であり、祭司がその間を取り持ち、預言者が実際的な指示を与えていた。しかし、これはあまりにも緊張感の高いものであったので、民は神と人の間に入る人、すなわち王を求めたのであった。もちろん王がいるようになったからと言って、神と人の一対一の関係がなくなったり、弱くなったりしたわけではない。しかし、民は預言者を通して神の声を直接的に聞くのではなく、王の考えに従って行動して良いことになったのである。なぜそのようになったのか。律法を守れる人がだれもいなかったからである。もし人が、今日においても、ただ聖書を読んで、そこに書かれていることを実行しようとしても、それは不可能である。あなたの肉の心は、アダム以来の罪に犯されており、神の律法を行う力がないからである。
 そこでいま、あなたに必要なのは、一人の王である。その王は、ダビデのように神に忠実で、神に愛され、律法の意味を真に理解し、それを完璧に行うことができる。この王に従うことにより、あなたも神の律法を完璧に行い、神に愛される生涯を生きることができるのである。その王とは、ダビデの子イエス・キリストであり、イスラエルの王制は、彼の治世である新約の時代のための雛形なのである。

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