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2008/05/22

青銅の王権

歴代誌下 第12章

 レハブアム王は、国の体制が固まり、自ら力をつけると、すべてのイスラエル人を率いて主の律法を捨ててしまった。彼にとって、主の律法も、国を統一するために必要な、単なる儀式に過ぎなかったのであり、その意味では、彼もヤロブアムと同じであったと言えよう。
 それを怒られた神は、エジプトの王シシャクをエルサレムに攻め上らせられると共に、預言者シェマヤを通してレハベアムに警告し、悔い改めの機会を与えられた。「あなたたちがわたしを捨てたので、わたしもあなたたちを捨て、シシャクの手に渡す」と。そこでレハブアム王は、イスラエルの将軍たちと共にへりくだって言った、「主は正しい」と。すると神は、彼らがへりくだるのをご覧になり、御怒りを鎮められ、シシャクの手でイスラエルを滅ぼそうとしたことを思い返されたのだった。
 神は、何とお人好しなお方だろう。律法を捨てるという大きな罪を犯したレハブアムを赦されるとは。それは、ヤロブアムの罪に等しいのに。神は、ご自身、あれほどにヤロブアムの罪を憎んでおられたのに。レハベアムは、滅びを免れ、エルサレムで再び勢力を増し、国を支配した。
 しかし、それらはすべて、神の主権とご計画の中で起こったことだ。神は、侮られるようなお方ではない。神は、ご自身の名を置こうと決心された街エルサレムを守ろうとされていたのである。エルサレムに攻めて来たエジプトの王シシャクは、王宮の宝物をすべて奪い去り、王権の象徴であったソロモンの金の盾をも奪い去った。レハベアムは、その代わりに青銅の盾を作り、近衛兵に持たせた。それが象徴するように、彼の王権は、青銅であり、一方でエジプト王シシャクに仕える惨めなものであった。

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