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2008/05/07

霊的な追い風

歴代誌下 第11章

 イスラエル王国は分裂し、ソロモンの子レハベアムは、ただユダ部族に対してのみ王であり続けた。そしてここに大いなる矛盾が生じることとなった。それは、王国は分裂したが、神殿は分裂し得ないということである。しかし、二つの敵対している国が、どうして一つの神殿で礼拝できようか。そのような事情から、神殿のない北イスラエル王国では、国の統一を保つために、新しい神々を鋳造するという破廉恥が行われることとなった。そして、それを主体的に行ったのがヤロブアム王であった。
 ヤロブアムは、祭司をその職から降ろし、自ら鋳造させた神々に仕える新しい祭司をレビ人ではない一般民衆の中から起用した。これが「ヤロブアムの罪」と言われるものであり、それは、正当的な信仰に真っ向から対抗し、それを破壊、混乱させるものであるばかりか、自ら混乱したものであった。つまり、それは礼拝ではなく、国を統一するための儀式なのであるが、それはまた一方で礼拝的な要素を持っていることから、そこで礼拝されているのは、実はこの世の君、すなわちサタンなのである。
 そしてその結果、北イスラエルから祭司たちが南ユダへ帰ってきた。またイスラエルのすべての部族の中から、イスラエルの神、主を求めようと心を定めた者たちが、エルサレムに出てきて、先祖の神、主にいけにえをささげた。このことは、南ユダ国家に対しては追い風となった。彼らは、ダビデとソロモンの道を歩み、レハベアム王を支援し、ユダの国を強くした。レハベアム王は、これらの状況下の3年間に、自分の王家の基礎を固めた。彼は街を建て、親族を高官に起用し、息子娘たちのために多くの妻たちを捜し求めた。

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