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2008/04/18

自己の中の明暗

歴代誌下 第8章

 ソロモンは、主の神殿と宮殿の建設のために実に20年を費やした。これは、彼の統治の半分を占めており、彼はまさにこのために王となったとも言えるだろう。ソロモンの統治するイスラエル王国の名声は、遠く諸外国までおよび、彼は町々を築き、砦の町、補給基地の町、戦車隊の町、騎兵隊の町を築いた。またソロモンは、ファラオの娘をダビデの町から、彼女のために建てた宮殿に移した。「わたしの妻はイスラエルの王ダビデの宮殿に住んではならない。そこは主の箱を迎え入れた聖なる所だ」と考えたからである。
 人は、主イエスを聖なるお方とし、その御体なる教会を聖なる場所、聖書を聖なる言葉と考える。しかし、自分自身をどのように考えているだろうか。もし彼が、自分の体と心を聖なるものと位置づけていなければ、その人は、このソロモンと同じである。ソロモンは、偉大な王であった。しかし彼は、自分の妻を汚れた者と考えた。そしてそのことにより、その夫であるところの自分自身をも汚れた者としてしまったのである。そして、再びそれは、彼自身の心が汚れていたからなのである。なぜなら、イスラエルの律法には、そのようにせよとは書かれていないし、そのような前例も見あたらないからである。ソロモンは、この一見謙遜にも見える行為により、実は自分自身の中に明暗を作ることになってしまったのである。そしてたとえ彼の建てた神殿が、いかにすばらしく、また神の前に完全なものであろうとも、また日毎の献げものが絶やさずに献げられ、主の前に心からの賛美と祈りが常に立ち上っていようとも、ソロモン自身の心が完全に聖別されることがなく、異邦人の妻の住む宮殿と神殿を往復しているようなことがあれば、すべては空しいのである。
 今日でも、毎週教会に通い、欠かさずに礼拝に出席し、人のあまりやりたがらない奉仕を積極的に行う人がいる。しかしもし彼が、その他の時間を自分の心の赴くままに過ごしているようなことがあるなら、そのような人は、まさにソロモンと同じであり、異教の神に心を許し、神が預言者を通して警告しておられた罪に陥る危険性が高いのであり、彼の成す信仰生活や業もまた空しいのである。

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