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2008/03/15

留まることと出て行くこと

説教30:神の言について

 「御言葉を宣べ伝えなさい。どんな仕事にも励みなさい。」エックハルトは、このみ言葉から、この世界における信仰者の生き方について語る。それは、神の内に自分をしっかり保ち、そこに堅く留まると共に、また他方では積極的に出て行って、神の栄光を世に現す働きをすることである。
 御言葉は、信じる者の心にある。しかし、それがそこに留まる度合いが強ければ強いほど、それはまた宣べ伝えられることを欲する。すなわちそれは、信仰者をして外へ遣わす働きをすることになる。そこで、御言葉に忠実で、それに固執する信仰者ほど、また御霊により、社会の中へと積極的に遣わされて行くことになる。そして、それにより彼はまた、さらに強く御言葉に留まるようになる。
 神は万物の内に臨在される。しかし神はまた、もっとまばゆい御姿であなたの心の神殿に住まいされる。神は、万物を動かしておられる。しかし同時に、神は永遠の愛であなたを愛しておられる。それゆえ、私たちがこの神の愛に応えようとするなら、神の言葉にしっかりと留まると共に、いま自分のいる場所から思いきって外に出て行き、その場所で神の御心を行うことを追求することが必要なのである。
 この外へ出ていくことと、内に留まること、キリストも「私の愛の内に留まりなさい」と言われながら弟子たちを全世界に遣わされたが、それらは、永遠の世界では一つのことなのである。それゆえに、あなたがこの有限な世界の中で神を求めるときには、これらのことは、共に同時に起こるべきことなのである。

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