« 2008年1月22日 | トップページ | 2008年1月25日 »

2008/01/23

回転の陰

解析概論(1.9)連続的変数に関する極限

 この世界は、理論的には連続なものに思えるのだが、私たちにとっては必ずしもそうでない部分も多々ある。例えば、昼と夜は、現象としては連続しているのだが、私たちは眠らなければならないため、朝が昨日の不連続な延長として意識される。これはある意味では救いでもある。この断絶による若干の忘却から力を得ている部分もあるように思えるからである。
 さて聖書は、これらのことを「回転の陰」(ヤコブ1:17)と言い表している。この世界の物の動きは、すべて質量という不動性の原初における個体間の差(創造のご計画)から生じてくるのであり、神の摂理である。それらは、本来連続的なものではあるが、回転の陰により、私たちはそれらを不連続なものと受け取らざるを得ない。そしてその影響を受けて、私たちの意識も不連続なものとなる。
 関数は、数列の定義域である自然数を実数にまで拡張したものである。そこで私たちは、関数という連続なものを分析するときは、数列を使うのが考えやすい。まず自然数の範囲で考察、検証を行い、その結果をもって連続的な写像としての関数に理論を拡張するのである。
 このことは、「小さなことに忠実な者は、大きなことにも対処できる」とキリストが言われた言葉に対応する。私たちは、私たちの肉体的、精神的、環境的な制限の中で生活し、神に従っている。しかし、その与えられた制限の中で、聖霊の導きにより神に従うことにより、その奉仕は信仰の業となり、神の御旨に完全にかなったものになり得るのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年1月22日 | トップページ | 2008年1月25日 »