« 2007年12月6日 | トップページ | 2007年12月12日 »

2007/12/08

雛形

歴代誌上 第13章

 そのころ神の箱は、エルサレムからさほど遠くないキリヤト・エリアムというところにあった。これは、サムエルの時代に、一時ペリシテ軍に奪われたが、彼らが持て余して返してきたのであった。しかし、そのころすでにイスラエルは神から離れ始め、神の言葉が与えられることも非常に希になっていた。そしてその後、民族の心が王に移って行ったために、神の箱はそのままに忘れ去られてしまったのだった。しかしダビデは、王になると、軍の長たちや指導者たちと協議し、神の箱をキリヤト・エリアムからエルサレムに移すことをイスラエルの全会衆に提案した。
 神の箱、その中には、十戒を記した二枚の石の板以外には、何も入っていなかったと言われる。それは、神と人との契約書を保管した箱なのである。そして、それを神ご自身が守っておられたのである。神が人から何か有利な証文を得たと言うのではない。神が人のために大いに譲歩して、人が生きるために是非とも必要なことをご自身との契約として結ばれたのである。ここに大きな意味がある。つまり、人が生きるのは、実に神との契約の中であるということである。しかしこの契約は、本来対等なものではあり得ない。神は創造主であり、人は被造物なのだから。しかし神は、それらの間に結ばれる契約を、実に対等のものであるかのように結ばれたのである。なぜなら、契約は対等なものであるから。そうでなければ、契約の意味はない。そして、それゆえに、この契約により、人は生きるものとなるのである。もし彼がそれを守り通せれば。これは、雛形である。イエス・キリストによって現されることになっている永遠の命の雛形なのである。そして、この雛形をキリストの雛形であるダビデが民に再びもたらしたのである。
 歴代誌は、幕屋の復活であり、それはまた神殿の雛形なのである。そして再び、その神殿は、主イエス・キリストを信じて、聖霊を受けた人の心の雛形なのである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年12月6日 | トップページ | 2007年12月12日 »