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2007/11/12

系図と救済史

歴代誌上 第1章

 人類の歴史で、極めて大きな出来事が2回、いや3回あった。最後の1回は、神ご自身がこの地上に来られたこと、すなわちイエス・キリストの誕生であるが、あとの2回は、まず、ノアの大洪水により、人類を含む、陸上に棲むすべての生物が一度滅びたことである。これにより、アダム以来増え広がってきた人類は、再びノアという一人の人に集約されることになった。その意味で、ノアは人類の第二の父とも言える。
 もう1回の大きな出来事は、アブラハムにおける人類救済史の始まりである。神はそのために、アブラハムを選び、彼を信仰の父とされた。その系図は、第三の父としてのダビデを経て、主イエス・キリストにつながっている。
 ここに展開されている系図を見るとき、なにかこう大きな感動を覚える。そこには、いにしえの偉人たちの名前と共に、神から呪われた民族、後になってイスラエルにより、約束の地から追い払われる運命にある民族、そしてカナン定住後もイスラエルを侵略、誘惑して神に背かせた民族たちもそこに名前を連ねている。彼らも一人の神によって創造された民族である。しかし、もっと驚くべきことは、この救済史という壮大な絵巻の全出演者、すなわちその歴史に生まれ、そして死んで行ったすべての人々の合計よりもなお多くの数の人間が、今私たちがいるこの現代の地球上に、実際に生活しているということである。
 そこで、神が人類の歴史において、大いなる救済の業を行われてきたのだから、まして今日のこの世界においては、なおさら驚くばかりの救いの働きと収穫が起こるに違いないということである。歴代誌は、イスラエルの歴史であると共に、イスラエルは、全人類の救いのために立てられた選びの民なのだから。

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