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2007/10/22

偽りと高慢

ヨブ記 第25章

 人はみな、議論の中で間違ったことを言うとき、ある程度それに気づいているものだ。例え彼の理性が、自分の間違えに完全に気づいていなくとも、彼の良心は自分の誤りを意識し、その不正に苦い思いをしているのである。
 シュア人ビルダドは、このときまさにそのような状態だったのだろう。彼は、神の前における人の果かなさを力説した。しかしそれは、大いなる矛盾をはらんでいることに彼は気づいていない。彼は、神の前に人間を見下げることにより、自らへりくだったつもりだった。しかしそれは、彼の高慢である。なぜなら、そのように語っている彼自身も人間であり、もし彼の言う通りならば、彼自身の言うこともまた空しいことになるからだ。ここに、彼が議論するということは、彼が自分以外、すなわちヨブを見下げていることが暴露される。そして、それは再び、神の作品としての人間を見下げることになり、それはすなわち、神を見下げることになるのである。心に偽りを持つ人は、このように自らの誤りを暴露することになるのである。

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