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2007/09/04

サマリアの陥落

列王記下 第17章

 謀反を起こし、ペカを殺してイスラエルの王になったホシュアは、アッシリアの王シャルマナサルが攻め上って来たとき、彼に服従して貢ぎ物を納めた。しかし、ホシュアがエジプトに支援を要請して謀反を企てていることが知れて捕らえられ、牢につながれた。アッシリアの王は、イスラエルに攻め上ってきて、三年間サマリアを包囲し、ホシュアの治世第九年についにサマリアは陥落した。
 神は、以前からイスラエルに預言者を送り、悪の道を離れて真の神に立ち帰れと警告されていた。しかし、彼らは聞き従うことなく、頑なになり、自分たちの神を信じようとしなかった。そこで神は、イスラエルに対して激しく憤り、彼らを御前から退けられたのだった。イスラエル人は、その土地からアッシリアの地に移され、代わりにバビロン、クト、アワ、ハマト、セファルワイムの人々がサマリアを占拠し、その町々に住んだ。
 ああ、かつての神を愛し畏れる民はどこへ行ってしまったのか。かつて、主に導かれ、眩いばかりの栄光の中を歩み続けた民。彼らの靴は磨り減らず、彼らの着物は擦り切れなかった。彼らの指導者が彼らに命じると、彼らは自分たちの持てる中から、あふれるばかりに主に捧げた。指導者が彼らを留めるまで、彼らの捧げ者はやまなかった。それは、彼らが、生ける主の栄光を見ていたからであった。しかし今、この聖なる地に住んでいるのは、イスラエルの神を知らず、畏れ敬わない見知らぬ人々。彼らは、生ける神の栄光を見たこともなく、彼らの神々は、動くことのない偶像である。霊的に無感覚で、祈りを知らない民。彼らが主を畏れ敬わなかったので、主は彼らの中に獅子を送り込まれ、獅子は彼らの何人かを殺した。
 彼らがそのことをアッシリアの王に告げると、アッシリアの王は命じた。「お前たちが連れ去った祭司の一人をそこに行かせ、その地の神の掟を教えさせよ。」こうして、サマリアから連れ去られた祭司が一人戻って来てべテルに住み、どのように主を畏れ敬わなければならないかを教えた。しかし彼らは、主をなだめる一方で、自分の空しい偶像の神々に仕え続けた。

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ユダの背信

列王記下 第16章

 神に忠実であったウジヤ王とヨタム王の次に即位したユダの王アハズは、神の前に華々しく悪しきことを行った。そして、そのことのゆえに神は、アラムの王レツィンとイスラエルの王ペカをユダに差し向けられた。そして、それによりユダにもたらされた損害は、甚だ大きく、街は失われ多くの勇士が倒された。
 するとアハズは、アッシリアの王ティグラト・ピレセルに使者を遣わして支援を要請した。彼は、神の神殿と王宮の宝物庫にある銀と金を取り出し、アッシリアの王に贈り物として送った。アハズ王にとっては、神殿の祭具も王宮の装飾品も、神を崇め、神の栄光を顕すものではなく、今や単なる非常時の備蓄品に過ぎなくなってしまっていたのである。
 アハズにとって、ユダを隣国の攻撃から守れなかったイスラエルの神よりも、アッシリアの神の方が頼りになるように見えたのであった。そして彼は、アッシリアの王に会いに行き、その地で目にした祭壇の設計図を自国に送ると、祭司ウリヤが王が帰国するまでに、その設計図通りの祭壇を作成していた。王はさらに、神殿の祭具をアッシリア風に変貌させたり、神殿の扉を閉じたりした。しかしアハズは、なぜイスラエルの神がユダを護られなかったのかを理解しなかった。それには、2つの理由があったというのに。一つは、アハズが神を捨てたので、神もアハズの治めるユダを捨てられたということ。もう一つは、神がそのようなユダの背信にも関わらず、ユダを哀れみ、彼らに苦しみを与えることにより、彼らがご自身の元に立ち帰るのを待っておられたということである。

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