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2007/08/25

預言の成就

列王記下 第9章

 神は、イスラエルに大きな罪を犯させたアハブの一族を一掃するために、かつてエリヤに告げられたように、外にはアラム王ハザエルを、内にはイエフを起こされた。そのころエドムがユダに反旗を翻し、ユダの支配から脱っしており、イスラエルにおいても対外的に緊張感が高まっていた。
 ラモト・ギレアドは、アラムとイスラエルが絶えずつばぜり合いをしていたところであり、そこにはイスラエルの軍の長たちが集って作戦会議を開いていた。しかしヨラム王は、ハザエルの率いるアラムと戦った際に傷を負い、イズレエルで療養中であり、この大切なときにそこにいないことは、彼らの王に対する信頼を低下させるに十分であった。彼ら軍の長の内の誰かが、中心となってアラムと戦う備えをする必要があったのだ。
 そのようなとき、エリシャはかつて神から示されたことを思い出したが、それを実行するのが面倒だったのだろう。預言者の仲間の一人を呼んで、ラモト・ギレアドにいるイエフのところへ遣わした。エリシャが彼に授けた言葉も中途半端なもので、「主はこう言われる。わたしはあなたに油を注ぎ、あなたをイスラエルの王とする」だけであった。しかし、その言葉を持って出かけた者に、再度神からの言葉が与えられて、イエフに言った、「わたしはあなたに油を注ぎ、あなたをイスラエルの王とする。あなたはあなたの君主アハブの家を撃たねばならない。こうしてわたしはイゼベルの手にかかったわたしの僕たち、預言者たちの血、すべての主の僕たちの血の復讐をする。アハブの家は全滅する。わたしは、イスラエルにおいて縛られている者も解き放たれている者も、アハブに属する男子をすべて絶ち滅ぼし、アハブの家をネバトの子ヤロブアムの家のようにし、アヒヤの子バシャの家のようにする。犬がイズレエルの所有地でイゼベルを食い、彼女を葬る者はいない。」この預言を聞いた軍の長たちは、みな急いで上着を脱ぎ、階段の上にいた彼の足元に敷き、角笛を吹いて、「イエフが王になった」と宣言した。
 エリシャはこの怠慢により、神のご計画の成就からはずされることになる。エリヤはかつて、「ハザエルの剣を逃れた者をイエフが殺し、イエフの剣を逃れた者をエリシャが殺すだろう」と言われたが、この預言は、エリシャには成就しなかった。エリシャはこの後、預言者として第一線から姿を消すことになる。イエフは、主の預言の通りに、アハブの家を一掃し、その後、イゼベルも主の預言通りの死を遂げた。

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