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2007/08/20

苦難の到来

ヨブ記 第1章

 ウツの地にヨブという人が住んでいた。彼は裕福で、何不自由なく暮らしていたが、あるとき、急な不幸が襲ってきて、彼の財産、同労者、家族たちまでもが一瞬にして失われてしまった。何という壮絶な物語の始まり方であろうか。
 この世界を生きる私たちにも、いつ何時、苦難が襲って来るか分からない。そして、それがやって来たとき、私たちにはその意味さえ分からないことがある。そのとき人は、「なぜ?」と問う。しかし、その問いは空しく、答えてくれる人もいない。しかし、もし人生がそのように、当てにならないものなら、この世界を生きる価値はどこにあるのだろうか。人はそのような状況に陥ったとき、自暴自棄になり、神も仏もないという気持ちになり勝ちである。
 しかしヨブは、そのような悲惨な目に遭っても、神を呪うことはしなかった。ヨブは言った、「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」ヨブは、自分の財産、友、家族のすべてが神から来たことをいつも意識していた。彼が捧げていた礼拝と犠牲がそのことをいつも彼に思い起こさせていたのである。彼は当時の東の国一番の富豪であったが、自分は何も持たない者であるかのような人生を生きていたのである。
 もし人が、ヨブのような人生を送っているなら、すなわち、神を第一にし、自分のすべての持ち物や家族がただ神の賜物であることを告白し、日々神の栄光のために歩むなら、その人は、苦難の時にもヨブのように、すべてをあきらめ、神に栄光を帰することができるのだろう。

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