« ヤロブアム王家の消滅 | トップページ | 本当のうそ »

2007/07/19

王制の乱れ

列王記上 第16章

 バシャは、ヤロブアムの家系の者をイスラエルから一掃したが、自ら第二のヤロブアムとなり、イスラエルに罪を犯させ続けた。そこで彼の家系もまた、ヤロブアムと同様に、その子エラの代で消え去ることになった。そして、このヤロブアム後の36年間に、実に5人の王が入れ替わり立ち代わりイスラエルを治めることになる。
 このような国家の状態は、その安定性から見て最低と言えよう。聖書は、その原因をヤロブアムが始めた偶像崇拝に置いている。偶像礼拝とは、神でないもの、被造物を拝むことであり、被造物同士で結託することである。本人たちは、自分が間違っていることを心のどこかで理解している。パウロがローマ人への手紙の中で言っているように、彼らには弁解の余地がないのである。そしてそれこそが、彼らにとって罠となる。そのような倒錯した頭脳の考えることは、神の支配する世界においては、永く存続することはできないからである。
 そして彼らはまた、彼らの行いの故に、神の呪いの元にある。アハブ王の治世に、ベテルの人ヒエルはエリコを再建したが、かつて主がヌンの子ヨシュアを通してお告げになった御言葉のとおり、その基礎を据えたときに長子アビラムを失い、扉を取り付けたときに末子セグブを失った。
 この世界には、悪いことがまかり通り、罪のない人がゆえなく苦しめられ、災難が無差別に人を遅い、この世の人の言葉では、神も仏もないように見えるかもしれない。しかしそのような観点は、この偶像礼拝との因果関係を見逃しているのかもしれない。聖書はそのようには教えていないし、返って、神は罪のない人を罪人と共に滅ぼされるようなお方ではないと教えているのだから。

|

« ヤロブアム王家の消滅 | トップページ | 本当のうそ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59973/15817743

この記事へのトラックバック一覧です: 王制の乱れ:

« ヤロブアム王家の消滅 | トップページ | 本当のうそ »