« 2007年7月20日 | トップページ | 2007年7月24日 »

2007/07/21

教会ERP

情報宣教方法論(教会の情報化)

 この情報化社会において、キリスト教会はどのように情報技術を取り込んで行けばよいのだろうか。それは、内と外の両方に向かって考えることができる。
 まず内に向けては、事務処理の効率化とコミュニケーション支援が挙げられる。事務の効率化の範囲は広く、会計処理、行事・予定管理、議事録管理、教会員情報管理、教勢の把握、教会学校事務、等々が挙げられる。またコミュニケーション支援としては、週報・月報・機関紙等の編纂等が挙げられる。また、外へ向かうこととしては、トラクト・ポスター・ちらしの作成、ホームページの公開等が挙げられる。従来は、これらはみな別々の取り扱いがされてきた。しかし例えば、行事・予定管理をコンピュータ化するだけで、コミュニケーションも支援される。またそれは、外部への紹介情報をも含んでいる。そこで、これらをできるかぎりコンピュータ化することが理想的である。それにより、転記、再編集、コピー、配布等の処理が効率化されると共に、間違えがなくなり、伝達もリアルタイムになり、さらに記録もしっかり残すことができるようになる。そのようにして、時間と労力という資源を有効に利用し、空いた時間を学びや交わり、伝道等にまわすことができるようになる。
 コンピュータ化によりもたらされる時間の節約は、忙しい現代社会の中で充実した教会生活を送るのに貢献するに違いない。その一つの方向性は、ウィークデーの活用である。とかく教会事務とか交わりとかは、従来は日曜日だけのもののように思われてきたようだ。しかし本来、交わりは、日常的であるべきだし、インターネットの発達により、現に日常的になってきているのである。そこで、例えば教会専用のSNSを立ち上げれば、そこで兄弟姉妹とウィークデイにも日常的に交流ができるし、会議もできる。ブログで聖書研究もできる。こういうことを言うと「それでは、パソコンが使える人だけでまとまってしまうことになる」という人が必ずいる。しかし、たとえパソコンがなくても、同じ趣味、同じ年代、同性同士、近隣同士でまとまっているのではないか。そこに今度は、パソコンの愛好会ができたくらいに考えれば良いのではないだろうか。それに、教会で役目を持っている人の多くは、パソコンも使えるのではないだろうか。しかし問題は、それらの情報ツールを、ウィークデーにおける教会生活、教会事務のために組織的に運用していないところにあると思う。これは、誰かが思い切ってやるしかない。そして、例えば「今日から、ブログの聖書研究会を立ち上げます」と言えば良い。また、予定表を共有することも非常な効率化になる。これには、例えばGoogleのカレンダー機能等を使っても良いが、専用のソフトを使えれば、データベースに蓄積した予定を自分で取り出して、他の形式、例えば週報や役員会のアジェンダ等に変換することだってできるだろう。
 つまり、そのように種々の情報ツールを日常的な教会運営に適用した後は、それら分散した情報を一つに集約する方法、しかも自動的に集約する方法を構築するということである。そうすれば、日曜の朝には、必要な資料がすべて準備されていることになる。他の例で考えてみれば、例えば伝道集会を企画する場合、牧師の役目の一つは、伝道説教の準備だが、それを非公開の日記にでも書きながら推敲して行く。伝道集会の予定は、教会共有のカレンダーに登録されている。企画を担当するグループは、テーマ、キャッチフレーズを自宅でウィークデーの自由な時間に考えて、それを自分の日記に添付しておく。イラストの得意な人は、テーマを元に、イメージイラストを作成する。そのように分散して作成したものを一つにまとめて、伝道集会のポスターにしたり、チラシにしたり、当日のプログラムにしたり、ホームページにのせる記事にしたりすることができるだろう。
 現状では、そのような便利なツールは、教会用としては市販されていないようだ。そこで現状では、オープンソースを寄せ集めてつくりしかない。このブログカテゴリーを書き始めたのも、そのような発想を自分の中に育てながら、開発にチャレンジして見たかったからである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年7月20日 | トップページ | 2007年7月24日 »