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2007/07/20

情報の迷宮

情報宣教方法論(ユビキタス)

 ユビキタスとは、いつでもどこでもコンピュータにつながっている状態を言う。社会全体がそのようになりつつあるということだ。
 そのような社会では、あなたがコンピュータにアクセスするというよりも、コンピュータの方からあなたに働きかけてくる。つまり、コンピュータはあなたが今どこにいて、どのような状態なのかを常に知っていることになる。このような状態は、危険であると同時に安全である。あなたに災難が迫ったときに、コンピュータがそれを感知して、助けを要請することができるからだ。しかし、コンピュータを操っている人が、もし悪い人だったら、あなたは危険な状態に陥れられてしまうかもしれないし、また、有害な情報を不必要に送りつけられる危険性がある。このように、ユビキタス社会では、危険と安全が隣り合わせになる。一言で言えば、あらゆる人がコンピュータネットワークを介して、理論的には常に間近に存在する状態にあることになる。
 このような状況は、福音的立場からは、まさに死のうとしている人を助けられる可能性があると言える。そればかりか、あらゆる時に、伝道の可能性がある。しかし問題は、情報が多すぎることである。実際、今、100人の人が死のうとしていることをあなたが知ったとしても、助けられるのは、せいぜい2、3人かもしれない。これは、一つのトリックであり、たくさんの情報が得られるということは、それほど有利なことではないのかもしれない。問題は、その情報の中から、何が重要なのかを効率的に選別して、それに対応できることである。それは、ユビキタス社会とはまた別の問題であり、現時点でも対処する必要性のある問題である。というのは、それは、伝道の確立性の問題である。つまり、量をとるか質を取るかの問題とも言えよう。
 だから、私たちは、コンピュータ技術の急速な進展に恐れをなす必要はない。私たちの周りには、現にたくさんの人があふれている。町に出て行けば、たくさんの人に出会える。別に、地球の裏側の人と、瞬間的に情報交換ができなくても良いのだ。それに、あなたのいるところが昼なら、地球の裏側は、夜なのだから。神様は、そのようにこの地球をお造りになった。私たちは、コンピュータ技術に取り組むときに、いつも聖書に基づいて対応する必要がある。そうでないと、大切なことを見失い、出口のない迷宮に迷い込むことになるだろう。

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情報のハブ

情報宣教方法論(携帯電話)

 最近、パソコンを持っていない大学生が増えたという。携帯電話の機能が向上して、彼らが生活で必要なものは、ほとんど間に合ってしまうらしい。携帯電話でできることは、通話、Eメール、ゲーム、音楽、ブログ、SNS、買い物、切符の代り、ネット検索、写真撮影、ナビゲーションというわけで、パソコンでできることがほとんど今は携帯でもできるようになってきたのである。そこで、情報の中心は、パソコンから携帯電話へシフトして来ているようだ。一方、パソコンユーザの中には、従来からのEメールとネットサーフィン専門のユーザに対して、ブログ、SNS、セカンドライフ、ネットワークゲームと言った目新しいものにすぐ飛びつける柔軟なユーザがおり、これら2つの間で、第二のデジタルデバイドというものが形成されつつあると聞いたことがある。そして、それら2つの世代の間に共通なのが携帯電話ということらしい。つまり現代の携帯電話は、すべての世代をつなぐ情報のハブのような存在になりつつあるというのだ。
 そこで、宣教のターゲットとしてのメディアも、携帯電話を中心に考える必要があるのではないだろうか。教会のホームページも携帯電話対応というかむしろ携帯電話向けに力を入れる必要があると思う。また、携帯電話向けのコンテンツ開発にも力をいれるべきだろう。例えば、着メロに賛美歌やゴスペルのナンバーを揃えることやリラクセーションミュージックのダウンロードにも教会音楽は好適だろう。また、悩みや人生相談といったカウンセリング分野、聖書研究や文学思想における聖書的な解説、教会案内、等々携帯向けになりそうな分野も少なくない。世間では、迷惑メールや電話勧誘が、困るほど横行しているのに、キリスト教界から来たことは一度もない。これはちょっとお行儀が良すぎるのではないだろうか。スパムメールを乱発しようとまでは言わないが、例えば、クリスチャン向けに無料のメーリングリスト等を提供し、そこへキリスト教関連のインフォメーションを挿入すれば、彼らがノンクリスチャンに送るメールにも、自然にメッセージを挿入できると思うのだが。

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