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2007/07/13

王国の分裂

列王記上 第11章

 ソロモンには七百人の妻と三百人の側室がいた。彼女らには異国人が多く、異教の神々を崇拝していた。そして、ソロモンが老境に達したとき、彼女らがソロモンの心を迷わせて、異教の神へ向かわせた。いったいなぜそのようなことが起こり得たのであろうか。それは、ソロモンが神の恐ろしさを知らず、神の前にへりくだるということがなかったからであった。もちろんソロモンは、神を知っており、自分の才能や富が、すべて神から来たことを知っていた。しかし彼は、神を畏れるということを知らされていなかった。神の恵みは、それを受ける人に神への感謝と賛美を与えるが、従順を与えることはない。従順を受けるためには、苦難を受けることが必要なのである。
 もし人が、彼の人生の中で、苦しみに会うことがなく、神から与えられた才能により事業を行い、その中で成功を収めるなら、彼は、現実の厳しさも神の恐ろしさも知らず、従って神の前にへりくだることもないだろう。人が神を知るためには、どうしても、彼に苦難が与えられることが必要なのである。そしてそれがアダムが犯した罪の結果であり、彼を惑わしたのがサタンであるゆえ、彼はその生涯の間、サタンの攻撃にさらされるのであり、そしてそれはまた、彼が神を見いだすためにも必要なことなのである。
 神は、かつてソロモンを戒めた言葉に従って、ソロモンに苦難を与えられた。それは、エドム人ハダドであり、ソロモンの存命中、絶えずイスラエルに敵対し、常に災いをもたらした。しかし、そのような苦難にも、ソロモンの心は、神の前にへりくだるということはなかった。人の心は、歳をとってからでは、もう容易に変わることができないのである。神もまた、父ダビデのゆえにソロモンを大きな苦難に陥れることをされなかった。
 神はついに、シロの預言者アヒヤを通して、ネバトの子ヤロブアムに、王国を引き裂いて、10の部族を彼に与えると預言した。そのころ、イスラエルに戦いを挑んでこれを打ち破れるような国はなかった。神がそれほどイスラエルを祝福しておられたのである。そこで神は、イスラエル王国自身の中に、自らに対して反逆する者を起こされたのであった。神は、そのようにしてイスラエルに苦難を望ませて、ソロモンの子に神を恐れ、その前にへりくだることを教えようとされたのであった。ヤロブアムがソロモンに反旗を翻したので、ソロモンは彼を殺そうとした。しかしヤロブアムは、ソロモンの存命中、エジプトに逃走し、そこに留まっていた。

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梅干しの種

情報宣教方法論(非電子情報)

 このコンピュータ万能の時代では、情報を運ぶものと言えば「電子」と思われがちだが、決してそんなことはなく、逆にコンピュータが関われるのは、情報全体のほんの一部分であることを私たちは、常に意識しておく必要がある。そうでないと、情報系全体の流れと構造を見失うことになるかもしれないのだ。
 私の家内は、毎日私に弁当を持たせてくれる代わりに小遣いを半分にするほど頭が切れるので、情報技術者の私と言えども、決して侮れない存在である。そんなわけで、私は毎日彼女に次の日のスケジュールにおける弁当の必要性に関する「情報」を伝える必要がある。
 しかし今日は、朝から一日外出であることが分かっていたが、それを彼女に伝えていなかった。案の定、朝になるとお弁当ができ上がっていた。しかし、その日の行き先は情報システムの展示会だったので、野外のベンチでも食べられると思い、持って出ることにした。
 昼になってお弁当を食べていると、歯に何か固い物があたった。それは、梅干しの種であった。これまでも、数えるほどではあるか、それが入っていたことはあったが、あまり気にしたことはなかった。それを弁当箱に吐き出しながら、私は考えた。これは、妻の情報ツールなのだと。もし私が、何かの理由で妻の弁当を食べずに、捨てるようなことがあれば、この種は、妻の元には戻らない。しかし、弁当箱にそれが残っていたら、それは私が妻の弁当を確かに食べたことの証拠、つまり「情報」なのだと。
 あなたの家族や友だちが発する人生のSOSや救いを求める心の声も、「情報」ではあるが、それはコンピュータには感知できない。それは、情報システムのロジックでは解くことのできない暗号に変換されて送られてくるからである。私たちが今このブログカテゴリーで考えていること。チャレンジしようとしていることは、そのような高度なものなのである。いや、人間とは、それほど高度な情報システムなのであり、神がそのようにお造りになったのであり、宣教もそのように高度な情報科学であり得るのである。

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シェバの女王

列王記上 第10章

 神がソロモンに賜った知恵は、その地域の驚嘆の的であった。あるときシェバの女王が、難問をもってソロモンを試そうと、大勢の随員を従えてやってきた。ソロモンは、彼女が求めた質問のすべてに解答を与え、答えられないことは一つとしてなかった。シェバの女王は、ソロモンの知恵に驚嘆した。彼女が求めても得られなかったもの、憧れていたことのすべてが、形をとってそこに存在することを実際に自分の目で見たからであった。
 人は、ものごころついた頃から、自分の人生や世界、そして宇宙について考え始める。それは実は、自分の存在意義について考えることであり、その疑問に対して答えが与えられない限り、彼の人生もまた虚しいままなのである。
 しかし、シェバの女王はこのとき何を見、何を受け取ったのであろうか。それは聖書によれば、ソロモンからの豊かに富んだ王にふさわしい贈り物であった。その他は、彼女の存在を越えていたゆえに、彼女は受け取ることができなかったのである。人は、自分の存在を越えたものを受け取ることはできない。それは彼の手に余るから。実際、ソロモンはそのほか女王の望むものは、何でも望み通りに与えたのだが、女王の連れてきた一団の船には、ある一定以上は積みきれなかったのである、
 ああしかし、そこにはすでに、すべての人が心から憧れて求めるべき、宇宙の神秘が形をとって存在したのだった。しかもそれを持ち帰るには、一千隻の船団も必要なかった。せいぜい一隻あれば十分であり、否、それを運ぶのには、一人でも十分なのだ。なぜなら、それは、たった2枚の石の板に記されていたのだから。そればかりか、現代においては、その宇宙の審美は、一人の人間として受肉し、わたしたちの直中におられるのである。

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祝福と戒め

列王記上 第9章

 主の神殿と王宮が完成した後、主は再びソロモンに現れて、彼に祝福と戒めを与えられた。それは、祭壇を前にして捧げた彼の祈りに応えるような内容であった。神はソロモンに言われた。「もしあなたが、父ダビデが歩んだように、無垢な心で正しくわたしの前を歩み、わたしがあなたに命じたことをことごとく行い、掟と法を守るなら、あなたの父ダビデに約束したとおり、わたしはイスラエルを支配するあなたの王座を存続させる。しかし、もしあなたたちとその子孫がわたしに背を向けて離れ去り、わたしが授けた戒めと掟を守らず、他の神々のもとに行って仕え、それにひれ伏すなら、わたしは与えた土地からイスラエルを断ち、わたしの名のために聖別した神殿もわたしの前から捨て去る」と。
 神は、かつてモーセを通してイスラエルに与えられた律法に固執しておられたのである。そして、イスラエルもそれに固執することを求められるのである。神はソロモンに、かつて誰も持っていなかったような英知を与えられた。しかしそれは、イスラエルがそれまで持っていなかったような、何か新しいことを始めたり、作り出したりするためではなく、あくまで、モーセの律法を守り行うことを意図しておられたのであった。
 しかしソロモンは、新しい事業を始めた。ティルスの王ヒラムにカリラヤ地方の20の町を贈り、ゲゼル、下ベト・ホロン、バアラト、荒野のタドモル等に補給基地の町、戦車隊の町、騎兵隊の町々を築いた。また、イスラエルがカナン定住時に滅ぼし尽くせなかった諸民族を奴隷として労役に服させた。また、ミロという町を建て、エツヨン・ゲベルで船団を編成し、貿易により巨額の富を獲得した。
 人は時として、自分に与えられた才能におぼれてしまうことがある。その才能は、ときにすばらしい成果を生む。彼の行うことは、すべて成功する。自分のもくろみがみな思い通りに運ぶので、彼は、自分がこの世界の何か隠れた基本法則を手にいれたように思う。しかし、重要な法則は、実はモーセの律法だけなのだ。ソロモンが神殿の至聖所に安置した契約の箱には、この2枚の石の板以外には、何も入っていなかったのだから。

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みことばの書

Sho 私たちの教会には、棟方華鶯という書道の達人がいる。気さくなお婆さんで、刺繍もやったり、かつては私が担当していた教会のギター教室の生徒でもあった。そんなわけで、あるとき無理を言って、自分の好きな聖書のみことばを書に書いてもらった。原書は、かなり大きかったのだが、それをデジカメで撮影して、100円ショップで買った額に入れたら、なかなか趣のある壁掛けになった。
 「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして人の心に思いうかんだことのないもの。神を愛する者の為に、神のそなえてくださったものは、みなそうである。」 コリント第一 二章九節

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