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2007/06/19

善悪、明暗の交差

情報宣教方法論(出会い系サイト)

 人は、つねに出会いを求めるものらしい。インターネットは、その機会を大幅に向上させた。しかしここで求められているのは、一般的な傾向として、ある目的を持った、それも悪い目的を持った出会いなのであり、それが達成できるかどうかが参加意欲になっているのである。世の市場は、需要と供給の関係で動くのであり、インターネットもそれらに左右されるものであることから、いわゆる出会い系サイトと言われるものは、悪い束の間の快楽を追う傾向にあるようだ。人と人の出会いは、本来感動的なものであり得るのだが、そこには面倒な面も多々あり、インターネットは、出会いのプロセスから、煩わしい面を取り除くことを指向し、ただ快楽の機会のみを効率的に提供することを追求する結果になってしまったのかもしれない。
 しかし最近、少し違う流れも出てきた。それは、束の間の出会いではなく、インターネットによる継続的な交流を追求するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)という仕組みである。そのように人が、継続的な交流を追求し始めるにつれ、出会いの意図も、悪いものから良いものへ転換していくことが期待される。なぜかというと、悪いものは、そう長くは継続することができないからである。そこで、これからのインターネットに期待されるのは、継続性と透明性である。この2つが保たれるなら、そこに良いコミュニケーションが育まれていく可能性が出てくる。最近、アメリカのメソジスト教団が内部のコミュニケーションにSNSを採用したと聞いたが、そのような意図があるのかもしれない。
 しかし私たちクリスチャンの情報技術者は、キリスト教界内だけでなく、一般社会においても、あらゆるコミュニケーションの中に、この継続性と透明性を育む努力をしていく必要があると思う。それにより、インターネットの中から、影の部分をなくして行く必要がある。その追い風となるのが、ブログやSNS、CRM(顧客との関係維持)のような一つのトレンドであるが、向かい風もある。それは、個人情報保護法である。これは、弱者保護のための法律でありながら、暗い部分を助長させる可能性を持っている。SNSはその狭間をかいくぐったコミュニケーションと言えるかもしれない。
 とにかく、現在はこのようにインターネットの中を、明暗、善悪が交差している世の中であり、それは技術戦略により、将来の方向性が大きく左右される状況にある。クリスチャン情報技術者が奮起して力を発揮すべき時代なのである。

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目覚めよう

情報宣教方法論(パソコン)

 パソコンほど不思議なものはない。それには、これと言った目的があるわけでもないし、日常生活においては、別になくても困らない。しかし、パソコンはいつも人々の話題であり、注目の的であり続けてきた。かつては、乗用車と同じくらいの値段がしたものだったが、今では家電と言えるくらいには安くなってきた。
 しかし、相変わらず操作は難解で、保守にも手が掛かる。そして、その必死の努力と投資の成果が、ありふれた活字とイラストに機械的に飾られた一枚の年賀状だったりする。なんともったいないことだろう。人生の大切な時間をこんなテレビとタイプライターをくっつけただけのような箱の前で浪費させるとは。いっそのこと、それがパソコンではなくて、本当にテレビ電話とタイプライターだったらどんなに有効に時間を使えることだろう。
 パソコンの秘密は、そのデジタル変換にある。キーボードから打ち込まれたものを、そのままネットワークに流さずに、一度自分の中に蓄えるのだ。しかし、そのとき、パソコンが好む形式にしてあげる必要があり、人間の方がそれを勉強してあわせなければならない。それだけのことをして上げると、パソコンはそれを記憶してくれていて、いつでも出してくれるので、人間はそれを再利用することができる。まあ、言ってみればただそれだけなのだ。あとは付加的に、計算機能等があるが、それは電卓でもできるだろうし、動画や音楽なんかなら、テレビでも見られる。
 そういうわけで、今後きっとパソコンは姿を消して行くだろうから、いまさらそれをまじめに勉強するほどのこともないのではないか。まもなく人類は、そのことに気がつくに違いない。しかしそのときではもう遅いのかもしれない。人間の中に、もう20年来植え込まれつづけてきた、パソコンをベースとした情報概念が、人間の思考をある一定の方向へ引きずって行ってしまうだろう。なんのことはない、パソコンはそのための誘惑の道具だったのかもしれない。

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