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2007/06/11

サムエル記下 第1章

 ダビデは、サウル王とその子ヨナタンの死を悼んで歌を詠み、「弓」と題して、ユダの人々に教えるように命じた。
 「弓」、それは、ダビデの最愛の友ヨナタンが得意とした武器であった。しかし彼は、この武器を使わずに敵を倒すことができた。それは神の力によったのであり、彼の最大の武器は、イスラエルの神だったのである。そしてそれは、ダビデと同じ信仰であり、この信仰が二人の心を互いに堅く結びつけたのであった。二人は、お互いの内に、万軍の主の栄光を見ていたのである。
 ああ、いまサムエル記を読んでいるあなたが、もし、ヨナタンの内に、またダビデの内に、同じようにイスラエルの神の栄光を見ることができたなら、あなたに、ダビデが詠んだこの歌の意味が分かるだろう。そして、あなたはきっと、ダビデがヨナタンをどれほど愛していたか分かるに違いない。それは、あなたがヨナタンを愛している愛と同じ愛なのだから。ああ、もしこのサムエル記を読む人の心に、聖霊が働いてくださるなら、その人は、燃えるような愛でヨナタンを、そしてダビデを愛するだろう。そしてそのとき、サムエル記はその人にとって、現在となるのだ。ああしかし、ダビデの心に迫るためには、さらにもう一歩踏み出す必要がある。それは、あなたがサウルをも同じ愛で愛すことなのだ。サウルの中にも、イスラエルの神の栄光が輝いていたのだから。ダビデはそれを見ていた。そして、サウルを王として敬い彼の死を悼んで、歌を詠んだのである。この歌を歌うのは誰なのか、それは、イスラエルの戦士とその家族たち、サウルとヨナタンの雄々しい姿をその目で見た者たち、すなわちユダの人々である。

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