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2007/02/21

裁きと安らぎ

エゼキエル書 第32章

 エジプトの王ファラオとその軍勢へ神の裁きが臨む。それは、彼らの罪への徹底的な報復である。彼らが、天地万物を創造された真の神を拝まず、自ら作った偶像を用いて、自分に栄光を帰し、神の誉れを横取りしたからである。彼らへの裁きが緩められることはない。神が怒っておられるからである。
 しかしこの裁きは、同時にファラオとその軍勢にとって、安らぎともなる。彼らとて、天地万物を造られた全能の神の創造物であり、それゆえ神に愛されているものだからである。神は彼らにも良心を備えられた。彼らの良心は、彼らの創造主を知っている。彼らの良心は、彼らの邪な心と共に考え、悩み苦しんできた。世に住む邪な者たちの良心も同様に悩み苦しんできた。そして、彼らは戦いにおいて剣に倒れた。彼らの良心は、正しく生きて死んで行った人々の生きざまを見てきた。そして今や思い知る。彼らの邪な生き方は、彼らに何の利益ももたらさなかったばかりか、それは彼らの良心を傷つけ悲しませただけであったことを。そして、もうそのままでは、彼らは永遠に慰められることはない。彼らの良心が彼らを決して赦さないからである。
 しかしいまや、彼らに神の徹底した裁きが臨む。それは徹底したもので、彼らの罪を彼らの良心に代わって攻め苛み、それらを焼き尽くし、もはやなにものも後に残すことはない。ファラオとその軍勢の罪は裁きにより焼き尽くされる。彼らは、剣に倒れた者たちと共に低きところに横たわり、裁きによって安らぎを得る。諸国の王や民たちは、ファラオとその軍勢の破滅を伝え聞き、彼らのために嘆きの歌をうたう。これがファラオとその軍勢に下された全能の神の裁きであった。

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