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2007/01/24

説教11:「神の子の誕生について(ルカ1:28)」より

 「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。」と神は言われた。この「我々」とは、父、子、聖霊なる三位一体の神を指している。この体系の中では父は子を生み、聖霊は子から発出する。
 神は、私たち罪人のために、その愛する御子を一人の乙女マリヤから生まれさせられた。この世界においては、神であるキリストが、人であるマリヤから生まれたのである。しかしキリストは、そのように被造物としての体を持ってこの世界に生まれたが、父なる神及び聖霊と共に、永遠なる神であられるのだ。いっぽうキリストの福音は、私たちの心に宿り、私たちの生き方すなわち骨肉となり、私たちの口から出て世の人々に伝えられて行く。すなわち、神が私たちをご自身の姿に似せて創造されたゆえに、私たちは、三位一体なる神の性質を宿す者とされているのである。つまり、父なる神のように御子を生み、子なる神のように聖霊を宿すのであり、またキリストを信じた私たちは、永遠の命を与えられ、キリストと共に永遠に生きる者とされる。そのように私たちは、被造物としてこの世界に生まれるのだが、キリストあっては、父なる神、聖霊と共に、永遠の存在として創造されているのである。
 これらのことの秘密は、キリストの中に隠されている。キリストは、永遠の昔に全宇宙に先立って生まれ、定められた時に乙女マリヤから人として生まれ、私たちに福音を宣伝伝え、私たちに永遠の命を与え、父なる神の元へ帰って行かれたのである。そのように、私たちも永遠の昔からキリストにあって、救われて永遠の命を受けるべく定められていたのである。

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