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2006/11/29

エゼキエル書 第19章

 神はエゼキエルに、イスラエルのために次のような悲しみの歌を歌えと命じられた。
 母イスラエル(ヤコブ)からは、たくさんの若獅子すなわち勇士が生まれた。イスラエルはその子等のうち、ヨセフを特に愛し、将来を託した。しかしヨセフはエジプトに連れて行かれてしまった。
 そこでイスラエル(ヤコブ)は、ユダを愛し、ユダは諸族の中で勇士となった。しかし彼もバビロンに連れて行かれてしまった。
 残されたイスラエル王国にはまだ栄華が保たれていたが、それも神の怒りによって引き抜かれ、地に投げ捨てられた。そしてこのイスラエルという、かつて大きく枝を張り、その木陰に多くの獣が宿った木には、もはや支配者の杖となるような強い枝はなくなってしまった。
 ああ、何ということだろうか。この世界を救うために神が特別に立てられ、育まれた聖なる民族イスラエルが倒れて息絶えてしまうとは。
 神と心を共有する者は、みなこのことのゆえに激しく泣き叫ぶに違いない。パトモスで啓示された幻の中に、封印を解く者が一人もいないのを見て聖ヨハネは激しく泣いていた。
 この悲しみの歌は、神がエゼキエルに、イスラエルのために嘆き歌えと命じられたものだ。しかしそれは実は神ご自身の嘆きの歌だったのだ。
 

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