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2006/04/15

アマレク

出エジプト記 第17章

 イスラエル人は、また荒野で水を求めてモーセとアロンに押し迫った。それは、実は「神は、我らと共におられるだろうか」と言って神を試みることであった。
 このイスラエルの不信仰は、アマレク人として象徴されている。聖書の記録はすべて事実であるが、また同時にそれは、信仰の世界の表象ともなっているのである。
 アマレク人は、信仰の荒野を旅するイスラエル人に立ち向かって来たが、モーセは彼らに対処するために、決して世の考えるような実践的な方法をとらなかった。返って彼は、戦場を離れて山に登り、ひたすら神に向かって祈りの手を上げたのであった。
 これこそ本当の信仰者の姿であり、私たちの日常生活における本当の戦場は、「高い山」すなわち信仰による祈りの中なのである。そしてそのとき、神は弱い私たちを助け、耐えず信仰の敵と自ら戦ってくださるのだ。
 父なる神さま。日常生活における戦いの中で、高い山の上であなたにお会いできますように。

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マナ

出エジプト記 第16章

 モーセに率いられたイスラエル人は、食物のない荒野を旅した。神はこの荒野で、彼らと新しい祝福の契約を結ぼうとしておられたのだ。その報酬は「乳と蜜の流れる地」であった。もし彼らがモーセとアロンの言いつけを守っていたら、事態は早期に収集し、40日の困難の後、彼らは約束の地に入れたことだろう。しかし彼らは、神の言いつけに背いてしまい、40年も荒野をさまようことになってしまった。これは、アベルを殺したカインが神から言い渡された宣告に似ている。すなわち「地上の放浪者」となったのである。
 彼らは、最初から放浪者ではなかった。かえって神はエジプトで故郷もなく、とらわれの身となっていた彼らの故郷となり、彼らを購い出したのであり、全能の神ご自身が常に彼らを導いておられた。しかし彼らは、試練の荒野で神の命令に背いたことにより本当の放浪者となってしまったのである。モーセに率いられてエジプトを出た彼らは、まだ放浪者でないのに放浪者のように振る舞い、あわてふためいてモーセとアロンに文句を言ったり、不当にマナを集めたりした。雲の柱や海が分かれる奇跡を見ても、彼らには神がいつも共におられることが分からなかったのである。
 私たちの人生においても、往々にして同じようなことが起こる。人生の荒野で、自分を導いている神の臨在を見失い、自ら放浪者のように振る舞ってしまうことがある。しかしなぜ私たちは、あのイスラエル人のように今日もまだ人生の荒野を歩んでいるのだろうか。それは、神が私たちとそこで祝福の契約を結ぼうとしておられるのである。私たちが周りのどのようなものも見ることがなく、ただ主イエスのみを見上げて歩むようにと。このお方こそ、人生の荒野を歩む私たちにとっての、天から降ってきたまことのパンである。
 父なる神さま。主イエス・キリストの本当の僕となることができますように。

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人生の砂漠

出エジプト記 第15章

 神は、モーセの手により悔を分ける奇跡を行われ、イスラエルに圧倒的な勝利を与えられた。イスラエルの民は、神が与えられたこの勝利を祝い、感謝と賛美の歌を神に捧げた。
 しかし彼らがモーセに導かれて3日の荒野の旅を続ける内に、彼らの心からは賛美の歌が消えてしまった。そこに水なかったからである。マラという場所にきたとき、そこには水があったがそれは苦くて飲めなかった。そのとき彼らの不満は爆発し、モーセに「私たちは何を飲めばいいのか」と文句を言った。荒野が彼らに神を見えなくしたのである。
 この荒野は、人生を表している。神を信じる私たちの人生にも往々にして困難なことが起こる。そして私たちは、人生の中で神が見えなくなるのである。しかし神がいなくなったのではない。神は、私たちには見えなくても確かにそこにおられる。問題は、私たちが本当の神の姿を見ていないということにある。
 本当の神の姿とは、どのようなものだろうか。それは、イエス・キリストのお姿である。イエス・キリストは、神であり同時に人である。彼は、裁く者であり同時に裁かれる者である。彼は、信じる対象であり同時に信じる人である。私たちは彼を信じ、同時に彼の信じる神を彼と同じ方法で見るのである。ちょうど彼が神の栄光を現しながら十字架に向かって進み、苦難を受け、最後に復活したように。それにより、もはや私たちは人生の砂漠の中においても、神を見失うことはないのだ。
 父なる神さま。主イエス・キリストのお姿を、私の心に写してください。

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